世界への扉 - 田才諒哉のブログ

国際協力の仕事をしています。砂漠とイスラム教の国、スーダンからお届け。

国際協力業界においてクラウドファンディングが革命的だと思う理由

こんにちは!田才諒哉(@ryoryoryoooooya)です。

北アフリカに位置するスーダン共和国にて、NGO職員として活動しています。

 

今日は「国際協力」と「クラウドファンディング」のお話です。

 

日経トレンディ』が選ぶ「2017年ヒット商品ベスト30」の第3位にもなった「クラウドファンディング」は、2011年に日本で初めてサービスが始まってから、徐々に皆さんの周りでも耳にする機会が増えてきたのではないでしょうか?

 

国際協力業界でも、特に多くのNGO/NPOクラウドファンディングへの挑戦を経験している気がします。

そんな「クラウドファンディング」ですが、僕は、国際協力業界の硬直した寄付文化を破壊する仕組みだと思っています。

 

日本のこれまでの寄付文化の土壌では、国際NGOや、日本ユニセフ協会などの国連関連組織が寄付の多くを占める現状がありました。そして今もそれは変わらないといえるかもしれません。

しかし、こと「クラウドファンディング」に関しては、経験上圧倒的に国産NGOが国際NGOよりも相性が良いのです。それはなぜでしょうか?

 

国際NGOは国際協力の「プロ集団」であり、僕が知る限り、国際NGOは給与水準なども決して低くはないと思います。組織としての完成度がやはり高いので、僕たちのような国産NGOは、その水準に追いつけるように努力しなければならないと思っています。

一方、国産NGO、特に財政規模がまだ小さいNGO/NPOにおいては、給与面の整備などが間に合わないまま、「ボランティア精神」を持ちながら働いている人もいる現状が、まだ残っているのではないかと思います。

(一応、僕のスタンスは基本的には国際協力に関わる人は、国際NGOであろうと国産NGOであろうと、プロであるべきだと思っています。)

www.ryoyatasai.com

 

日本の多くの人はNGOを「ボランティア集団」のように勘違いしている部分がまだまだあるのも事実です。

NGOは汗水垂らして、自分の身を削りながら現地に飛び込んで人助けをする。そんなイメージが払拭しきれていないことは、個人的には残念です。

 

しかし一方で、前述のように国際NGOはすでに国際協力の「プロ集団」としての基盤が国産NGOと比べてできあがっているので、日本の多くの人のイメージである「現地に身を削って飛び込んでいる人」のような「物語感」が欠如しがちな気がします。

 

そしてそんな中で2011年以降、日本に台頭してきたのが「クラウドファンディング」です。

クラウドファンディングはその性質上、一種のメディアなので、挑戦者個人の物語だったり、共感を呼べるかが非常に重要です。

物語感の欠如について否定することは一切ないのですが、まだ「ボランティア精神」が残っているような国産NGOは、NGOの立ち上げのきっかけやこれまでの苦労など、「物語感」の部分では語れるものが、めちゃくちゃ多い。

その意味でクラウドファンディングの土俵だけに関して言えば、ようやく国産NGOが国際NGOに”勝てる”チャンスが舞い降りてきたと僕は思っています。

 

プログラムオーガナイザーを務めさせていただいている「Readyfor VOYAGE」でも、これまで数多くの国産NGOクラウドファンディングに挑戦し、国産NGOに関してはすべての団体がクラウドファンディングを成功させています。

なので国産NGOほど、「クラウドファンディング」にぜひ挑戦してみてはいかがでしょうか?

readyfor.jp

 

「Readyfor VOYAGE」は現在、第4期プログラムが進行中ですが、次回プログラムも実施予定ですので、プログラムに関して質問や気になることなどあれば遠慮なくご連絡ください。

連絡先:ryoryoryoooooya[a]gmail.com([a]は@に変更してください)

 

ちなみにですが、やはり国際NGOで働く人の「プロ意識」はとても尊敬しているので、今NGOの駐在員として国際協力の現場で活動している身としては、特に「現場でのプロの力」を国際NGOの職員の方から学んでいきたいなと思っております。

 

それでは!チャオ!