世界への扉 - 田才諒哉のブログ

国際協力の仕事をしています。砂漠とイスラム教の国、スーダンからお届け。

なぜ開発途上国で援助団体のロゴを掲げるのか?

こんにちは!田才諒哉(@ryoryoryoooooya)です。

北アフリカに位置するスーダン共和国にて、NGO職員として活動しています。

 

先日、とあるプロジェクトの視察のために地方へ出張した際、私たち視察団用にロゴ入りのジャケットが用意されていました。

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国際協力の仕事をしていると、あらゆる場面で「ロゴ」を掲げることをリクエストされることがあります。

「診療所完成後はロゴ入りの看板を置きたい!」

「記録帳(患者さんの状態を記録する冊子)にロゴを置きたい!」

スーダン人から言われることがとても多いです。


支援団体のロゴを掲げることは重要なのでしょうか?

 

まず、あたりまえですが、ロゴを設置するには「お金」がかかります。

大きなお金、というわけではありませんが、一円でも無駄にしない、というのがNGOの鉄則なので、大切なお金であることには変わりありません。個人的にはロゴよりも、もっとお金をかけるべき場所がほかにあるのになあ、と思うこともしばしばです。

 

また、開発の主役は住民であることを考えると、援助側の存在をその地域で示すことに本質的な意味はないようにも感じます。

 

一方、ロゴを掲げることでその団体のその国でのプレゼンスを示せたり、もしかしたらそのことがキッカケで次のプロジェクトの実施依頼が舞い込んできたり、将来スーダン人が日本人に出会ったときに「あの診療所を建ててくれた日本人か!日本、大好きだよー。」なんて言ってくれることもあるかもしれません。

 

難しいのは、どれも「お金」に換算しにくいメリットなので、ロゴを設置することにかかる費用と労力に見合うかがわかりにくいということもあると思います。

 

みなさんは、どう思われますか?

 

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でもやっぱり冒頭のジャケットをもらったときは普通に嬉しかったのも事実です。