世界への扉 - 田才諒哉のブログ

国際協力の仕事をしています。砂漠とイスラム教の国、スーダンからお届け。

NGO/NPOをつくる時間って無駄じゃない?っていう話

こんにちは!田才諒哉(@ryoryoryoooooya)です。
北アフリカに位置するスーダン共和国にて、NGO職員として活動しています。

 

今日は、最近の個人的ホットイシューNGO/NPOをつくる時間って無駄じゃない?」というお話をしたいと思います。

先に、これはNGO/NPOをつくることを決して批判はしておらず、むしろ相当に大変なNGO/NPOを立ち上げからやられているみなさんを尊敬している上で、NGO/NPOをつくりたいとすら思っている自分が、そのことに対してネガティブな思いをもっていることについて書こうかなという次第です。

 

NGO/NPOをつくる時間は無駄なのか?

ことの発端は、先日日本に一時帰国した際のある会話からでした。

 

スーダンの首都ハルツームの空港内で、国連機関でダルフール支援をしているという方にお会いしました。その方に言われた一言がすごく心の中でぐるぐるしています。

NGOなんて待遇も良くないし、現地にインパクトも全然与えていない。若いんだからNGOで働いているなんて時間の無駄だよ。」

これにはさすがにちょっとイラっとしましたが、反論できない自分もいて・・・

 

wasting timeだという表現を使われたのですが、僕はNGOで働いていることをwasting timeだなんて一切思っていません。ただ、確かに僕たちの活動の中にはwating timeなものがあるのも間違いなくて、そしてその時間をもっと減らせれば、事業インパクトをもっと大きくすることができる。そうすれば、NGO/NPOの開発の現場でのプレゼンスももっと上がり、その結果、上のようなことも言われなくなるのではないかと。


僕のまわりにもNGO/NPOを立ち上げた人たちが何人かいますが、組織体制しかり、ファンドレイジングしかり、バックオフィス面でのやることが膨大にあり、本来一番の目的である現地事業に100%力を割けていないんじゃないか、というのが見ていて思う部分です。

 

そして同時に、NGO/NPOを立ち上げるような人たちは、みなさん抜群のセンスと熱い想いをもたれた方が多いので、そうした人たちこそ現地事業ではないバックオフィスの仕事に割く時間は、社会にとってはとてもwasting timeな気もするし、だったら現地事業だけに専念できる既存NGO/NPOの駐在員になった方が、自分が成したい世界の姿に近づく最善の一歩なのでは、とかとか最近考えています。

 

だから理想は、ぶっちゃっけNGO/NPOのバックオフィスなんてどこも同じようなことをしているはずなので、いっそ共有(もしくはNGO/NPOのバックオフィスを担う組織が現れるとか?)して、そうした熱い想いをもった人たちが現地の事業に100%専念できたら良いのになー、とかとか思ったり。

 

NGO/NPOにしかやれないことは絶対あるし、こんなことを思いながらもNGOを立ち上げたい想いは自分の中にやっぱりあるのですが、本気で思えば思うほど、「それって本当に自分がやりたいことの最善の選択肢なのか?」と考えてしまいます。

 

だからもうちょっと考えてみたいと思います。NGO/NPOをやるとしても、いわゆる今のNGO/NPOのかたちではない方法がなにかあるような気がしています。wasting timeな時間を減らし、現地へのインパクトを最大にする方法を追求したいと思います。NGOナメンナヨ」と反論できるくらいのインパクトをしっかり出していきたい次第です。

 

以上、最近の個人的ホットイシューでした。
ぜひみなさんのご意見・考えも教えてくださいー!

 

それでは!チャオ!