世界への扉 - 田才諒哉のブログ

国際協力の仕事をしています。砂漠とイスラム教の国、スーダンからお届け。

e-Educationが大学生海外インターンの募集を開始。僕自身が南米パラグアイで得た貴重な国際協力の経験について。

こんにちは!田才諒哉(@ryoryoryoooooya)です。

北アフリカに位置するスーダン共和国にて、NGO職員として活動しています。

 

2017年6月1日より、僕が大学生のときにインターンとしてお世話になった「NPO法人e-Education」が大学生海外インターンの募集を開始していました。

eedu.jp

 

そこで今日は、大学生時代のe-Educationでのインターンの経験と、僕が国際協力の世界に足を踏み入れるキッカケとなった国「パラグアイ」について、当時の体験を振り返りたいと思います。

 

国際協力、そして南米パラグアイとの出会い

もともと僕は国際協力には大学に入るまで興味がありませんでした。大学で出会った先生が国際協力の世界に足を踏み入れる直接のキッカケであり、現在も国際協力を職業にして活動しています。詳しくはこちらの記事に。

www.ryoyatasai.com 

大学では、ジェンダーと開発が専門であり、JICAで技術顧問も務めていらっしゃる藤掛洋子教授のもとで「国際協力」の基礎を徹底的に叩き込まれました。

 

そしてなによりも、座学だけではなく、現場での実践を特に学ばせていただきました。

藤掛先生が代表を務める「NPO法人ミタイ・ミタクニャイ子ども基金」の学生部のメンバーとして、パラグアイ共和国コロネルオビエド市の農村部での学校建設プロジェクトを発起し、資金調達からPDM(Project Design Matrix)の作り方、現地での量的・質的調査手法(半構造化インタビューやフォーカス・グループ・ディスカッションなど)まで、ゼロから国際協力のプロジェクトの進め方と、そして何よりもその楽しさを教えていただきました。

 

スーダンで国際協力を仕事にして働いていますが、今になって本当にこの経験がどれだけ貴重だったかを痛感する毎日です。

 

パラグアイで出会った少年。この国の教育をなんとかしたい!

パラグアイでの学校建設プロジェクトの実施地域を訪れた際、ある少年と出会いました。

 

彼は当時小学校6年生で、この村で一番成績の優秀な子だと先生たちは言いました。彼に「小学校を卒業したらどうするの?」と聞いてみると、返ってきたのは「農業をする」 という答えでした。そうすることがこの村では当たり前であると考えられていたからです。 

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2013年にパラグアイの農村部で出会った少年と 

 

僕は当時これを聞いたとき、農業をして働くことがこの子にとって正しいのか、中学校になんとかして進学できる環境をつくることが正しいのかなんてまったく分からなかったのですが、純粋に、純粋になんとかしたいという気持ちが芽生えました。

 

教育革命を起こすため、e-Educationのインターンに参加

「教育」を軸に、国際協力をしてみたい。そこで見つけたのがe-Educationでした。e-Educationは、「世界の果てまで、最高の授業を届ける」ことをミッションに、映像教育を活用した教育支援を行っています。僕はe-Educationに大学生インターンとして参画させていただき、2014年に大学を1年間休学し、南米パラグアイでこの映像教育の導入のためのプロジェクト立ち上げにゼロから挑戦しました。

eedu.jp

 

e-Educationはアジアをメインに活動を実施しており、当時、というか今でもですが、南米がプロジェクト対象国となるのは初めてでした。

 

なにもかもが手探り状態の中、パラグアイ、そして南米の教育事情について調べてみると、アジアとは異なる制度や受験様式がたくさんあることが分かってきました。

 

大学受験を例にとると、「仮入学」のような制度が設けられており、大学受験をするためには、まず1年間授業料を払いながら大学に通わなければならないのです。その後ようやく「入学試験」を受けることができ、それにパスすることができれば、晴れて正式に入学です。この入学試験にパスできず、1年生を繰り返す人もいます。

 

さて、ここで立ち返りたいのは、このシステムではそもそも「お金がなければ受験ができない(1年分の授業料を必ず払わなければならない)」ようになっており、お金のない学生が排除されているということです。これではいくら貧しいといわれる学生に良質な教育の機会を提供できたとしても、「お金」の問題が解決されなければ問題の解決にはいたりません。

 

これは一例ですが、当時それまで「教育」が一番重要だと思っていたものの、教育支援を行う団体に所属して活動することで、「そうとも限らないんじゃないか」という視点を持ち始めました。

 

僕の国際協力に対する考えは、振り出しに戻ったのです。

 

「何」を軸に「どこ」で自分が国際協力をしたいのかが明確になった

その後パラグアイでのプロジェクトは、「教育」よりも「IGA(Income Generation Activity)」にフォーカスし、農業支援などを検討していくことになりました。何が現地の人たちのニーズであり、そしてNGOは何ができるのかをとことん追求して考える機会になりました。

 

パラグアイにはその後まだ行けていないのですが、ブラジル、ペルー、ボリビア、アルゼンチン、グアテマラなどを経験し、アジア・アフリカの開発とは違う開発のフェーズにある中南米が、やっぱり自分には魅力的だということも分からせてくれました。

 

パラグアイには絶対舞い戻ります。もうこれは絶対。神に誓う。

 

そんなe-Educationがインターンを募集しています!

そのくらい僕の中での「国際協力」に対する新しい見方や魅力を与えてくれたインターン。大学生には心からオススメをします。

eedu.jp

 

個人的には、渡航費や生活費を自己負担でインターンする、ってのがいいですよね。覚悟と信念がなければ絶対できません。だからこそ、e-Educationには魅力的な人がたくさん集まっています。

もちろん国際協力を仕事にするなら、しっかり対価をもらうべきという考えなのですが。 

www.ryoyatasai.com

 

まだ何の能力もないような学生にもこれだけの裁量権を与えてくれるのだと思えば、自己投資としてもこんな機会はないと思います(でも正直南米自腹はつらかったけど・・・笑)。

 

そしてパラグアイでの経験は1回きりで書けるものではないですね。またいつか。

 

それでは!チャオ!