世界への扉 - 田才諒哉のブログ

国際協力の仕事をしています。砂漠とイスラム教の国、スーダンからお届け。

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生き方先進国スーダン、生き方後進国日本

こんにちは!田才諒哉(@ryoryoryoooooya)です。

 

日本で「ワークライフバランス」が叫ばれるようになってしばらく経ちましたが、最近では「ワークアズライフ」という概念も提唱されるようになりました。

 

僕が国際協力NPO職員として駐在していたスーダンでは、「仕事」と「生活」を明確に線引きすることが難しいです。

スーダンに限らず、途上国全般にいえることかもしれませんが、日常生活の中でどれだけ一緒にご飯を食べたり、一緒にお茶を飲んだり、なんでもない会話をしながらぼーっと過ごすかという、日本でいえば「同じ釜の飯を食う」ということが、仕事をスムーズに進める上でも大切であったり、さらには新しい事業への発展につながるということも起こったりします。

仕事に関しても、家族・親戚の多いスーダンなので、親戚を経由して情報収集をしたり、プロジェクトパートナーを探したりということもよくあります。

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仕事と生活が完全に切り離せないことに関しては反論もあるかもしれませんが、常に人とのつながりやご縁を大切にし、その中に仕事もあるという働き方は、僕にはとても心地よく、これこそ「ワークアズライフ」な生き方であると思うのです。

 

じゃあこの「ワークアズライフ」なスーダンの生き方が先進的なのかというと、先進的であるというよりは、もともとこうであったというだけであり、日本も古くは「ワークアズライフ」な生き方の中で仕事と生活を行っていたのだと思います。

それが経済成長に伴い、仕事のかたちが変わるにつれ、自然と「生き方後進国」に成り下がってしまったような気がします。

 

最近世の中の流行り出しているものをみていると、こうした「原点回帰」ともいえる流れが起こりつつあるように思います。

原点回帰の流れの中から次のブームを見つけるとき、参考になるのは「発展途上国の暮らし」です。

国際協力の仕事は、先進国のもつ資金や技術を途上国に与えているように見えるかもしれませんが、中で働いている僕らが日々感じているのは、途上国のもつ生き方や価値観を先進国で生きた我々が学ばせてもらっているということです。

 

働き方改革や、人生100年時代の幸せの見つけ方は、途上国にあるかもしれません。