こんにちは。田才諒哉(@ryoryoryoooooya)です。
今年もいろんなことがありました。それぞれ2019年にできたことと、2020年の豊富を書こうと思います。
ブログ書くの4ヶ月ぶりらしい・・・筆不精すぎる。すんません。
大学院卒業!
なんといってもこれ!
無事に、サセックス大学開発学研究所(Institute of Development Studies)を修了することができました。修士号は、MA Development Studiesです。
大学院での1年間は、間違いなく人生で一番勉強したと言い切れるほど、大量のリーディングとライティングをこなしました。
その中で、自分が将来的に専門性を身につけていきたい分野も見えてきたと思います。
勉強って全然好きじゃなかったんだけど(なにより英語で文献読むのがしんどかった…)、今となっては勉強も楽しいと思えるようになったし、今となっては英語で文献を読まないと気持ちわるくてスッと頭に入ってこない。
ちなみに修士論文は、現金給付が世代をまたぐ貧困(Intergenerationally Transmitted Poverty)の連鎖を止めることができるか?について、食糧安全保障と栄養の観点から、先日のノーベル経済学賞の受賞で話題にもなったRCT(ランダム化比較試験)の4ヶ国(ザンビア、マラウイ、エチオピア、ナイジェリア)のデータを使いながら、かつ、セオリー・オブ・チェンジ(ToC)の考えと図を用いて解き明かすということをしました。
そして次の仕事がまさにこの内容と繋がってくるので、机上で学んだことをどれだけ現場でアプライしていけるのかが今からとても楽しみです。
最後に、開発学の分野で世界一のサセックス大学は、本当に最高でした!こんなに国際協力・開発漬けの一年間を送れたのは幸せすぎたし、楽しすぎてまた大学院生活に戻りたい。笑
ぜひみなさんもサセックス大学への進学、検討してみてください。
近い将来ではないですが、2つ目の修士号、もしくは博士号をキャリアのどこかのタイミングで取ることは検討したいと思っています。
アフリカに帰ります!
大学院の卒業とともに、進路も無事に決まりました。
JICA海外協力隊の制度を使わせていただき、国連世界食糧計画(World Food Programme)マラウイ事務所で、2020年1月から働かせていただきます。
WFPではレジリエンス部に配属され、近年話題の気候変動による影響を大きく受けるエリア(具体的には、干ばつ、洪水、サイクロンなどの被害を受ける地域)にて、食料配給だけでなく、現金給付やバウチャーの支給も組み合わせることで、総合的な食糧安全保障(Food Security)の向上を目指すことが、僕の役目です。
前述のとおり、修士論文の内容とかなりオーバーラップする部分があるので、とても楽しみ。
国連での仕事の様子は、また定期的にブログなどを通じてお伝えできればと思っています。
今のところは、2年後にJPO試験でWFPに正規職員として採用されることを目指して頑張ります。
ファンドレイザーの仕事はいったんお休みします
これまでファンドレイジングの仕事も少しさせていただいておりましたが、諸事情によりしばらくお休みさせていただきます。
ということで、2016年から3年半続けてきた「Readyfor VOYAGE」も第6期でクローズすることにしました。
「なんでReadyfor VOYAGE、やめたんですか?」
といろんな人に聞かれるのですが、表で書けないことがたくさんあるので、直接聞いてくださった方には正直なことをお伝えさせていただいております。
このことに限ったわけではないですが、ヒト・カネなどリソースのない組織では、どんなに綺麗事をいっていても世界は変えられないことを痛感しました。
本気で世界を変えたいと思うなら、愚直にそこは追求しなければいけないと、自分の中でとても良い学びになりました。
スーダンなんかで特に感じたけど、特に国際協力は、綺麗な世界ではないです。
よくわかんないこと、やるせないこと、なんだこれと思うことがいっぱいあります。
そういう不条理なことと戦っていくためには、ぬるいことばかりも言ってられないということは、僕の中で特にこの2年くらいで大きく変わった価値観です。
国際協力サロン
2018年10月にオンラインサロン「国際協力サロン」を立ち上げてから、1年が経過しました。
メンバーは127名になり、滞在国数も28ヶ国と、多様な人たちが集まるコミュニティになってきました(2019年12月28日現在)。
今年は、毎月のオンラインでの勉強会だけでなく、フィールド調査の手法も学びながら、夏にカンボジア(計2回)、タンザニアでフィールドワークを行うなど、実際に現場に出ることも大事にしてきました。
来年はマラウイで実施予定!
これからも「現場に出ること」は特に大切にしていきます。
また、「原宿の解体されるマンションに『消えるアート』を描き、現代の社会課題とともに破壊」と題し、クラウドファンディングでお金を集め、アートを通じて社会課題を訴える(アーティビズム)ことにも挑戦しました。
メキシコと日本からアーティストを呼び、環境問題とジェンダーダイバーシティをテーマにしたアートをライブペイントで描きました。
当日の様子はこちらからぜひご覧ください!
VANART原宿 ー環境・プラスチック問題とジェンダーダイバーシティを「消えるアート」で訴えるー
アートは今かなり関心のある分野なので、来年以降も色々仕掛けていきます。すでにめっちゃ呼んでみたいアーティストさんも3人ほどいるので、頑張ってお声がけしてみる。
そして「国際協力サロン」は、これからもっともっとワクワクすることを仕掛けていくために、2019年9月に法人化し、「一般社団法人Gradation」の一つの事業として運営していくことにしました。
今年は法人化のために必要な準備で精一杯で(まだやらなきゃいけないことがいっぱいある…)、事業という事業に集中できなかったのですが、来年からはオンラインサロンの運営だけでなく、国際協力のプロジェクトも実際に立ち上げていくつもりです。
2020年は・・・
なんかまだ書きたいことあるけど、疲れてきたからやめにします。笑
とりあえず、来年からは生活の拠点がアフリカ・マラウイになるので、マラウイにいるからこそできること、ここでしかできないことをいっぱいできたらいいなと思っています。
また来年もみなさんの力をお貸しください!
一緒に楽しいことをいっぱいやりましょ〜!
それでは、チャオ!