こんにちは!田才諒哉(@ryoryoryoooooya)です。
北アフリカに位置するスーダン共和国にて、医療支援を行うNGO職員として活動しています。
先日、NPO法人アクセプト・インターナショナル(旧・日本ソマリア青年機構)のアンバサダー(マンスリーサポーター)になりました。
月々にわずかな金額ですが、これからがとても楽しみな団体なので、注目しながら応援し続けていきたいと思っています。
ということで今回は、マンスリーサポーターや寄付について思うことを書きたいと思います。
寄付をしたことはもっと表に出ても良いと思う
以前、ブロガーのイケダハヤトさんが、ご自身が寄付をしている団体を公開している記事を見ました。
この記事を当時読んだときに、すごく新鮮な感覚がしました。でも、僕はこうやってもっと自分が寄付をしている団体を積極的に公開していく流れができ、当たり前になっていったら良いなと思っています。
寄付というアクションを表に出していくべき理由
僕自身もNGO/NPOで働いていますが、やはり民間企業などと比べると職員数はとても少ないです。ロシナンテスは現在11人の職員数(日本人のみ)で、日本は北九州の本部と東京、海外はスーダンおよびオーストラリアのアデレードの4拠点でまわしているのですが、各拠点は1人のところもありますし、一番多い北九州の本部でも5人です。
僕らからすると、支援をしてくださる寄付者の方々は「仲間」という感覚が強く、その仲間の方々が私たちとともに積極的に発信をしてくださったり、さらに新しい仲間を見つけてくださることはとても心強いことです。
そして、それは私たちだけでは絶対にできないことなので、ぜひ積極的に声をあげてほしいなと日々思うのです(NGOサイドからの心の声です笑)。
僕がマンスリーサポーターとして支援している団体を公開します
僕は今現在、以下の4団体のマンスリーサポーターとして継続的な支援をさせていただいております。
それぞれ支援をしている理由は多々あるのですが、上の2つは同世代のNGO職員が頑張っているNGOだということ。そして下の2つは海外のNGOですが、トップのアダム・ブラウンとスコット・ハリソンの考え方やアクションに共感していること、ファンドレイジングが世界的に上手いトップに入るNGOだと思っているからです。
Pencils of Promiseやcharity: water、以前は世界最大のNGOとも言われている「BRAC」のマンスリーサポーターにもなっていましたが、それぞれから定期的に来るメールのdonationへと流す文章の作り方、写真、キャンペーンがとても秀逸で勉強になります。日本のNGO/NPOでファンドレイジングに力を入れたい団体は、ぜひこの辺りの団体のファンドレイジング手法をウォッチしておくことをオススメします。
日本と海外のファンドレイジング力の差
前職のときに150件くらい日本と海外の寄付体験を実際に支援したり、調べたりしてまとめた経験があります。特に、日本と世界のファンドレイジングを比較してみるとその違いは顕著で、まだまだ日本のNGO/NPOのファンドレイジングはやれることがたくさんあるなと感じました。
こんな感じで合計150団体くらい?実際に支援した際の動線をすべてスクリーンショット&分析。時間はとてもかかりましたが、ファンドレイジングの勉強になることがたくさんで、そしてなによりいろんな団体の工夫している部分やサイトを見るのがとても楽しく。そして、やはり海外のNGOはクレバーでクリエイティブな仕掛けが多く、ついつい応援したいなと思ってしまいます。
せっかくまとめたので、こちらについても出せる情報は今後出していけたらいいなと思っています。ファンドレイジングのテクニックはどんどん共有していきたい!
ちなみに上の写真のように、Pencils of Promiseはマンスリーサポーター制度を「PASSPORT」、charity: waterは「PIPELINE」、他にもワールド・ビジョンは「チャイルド・スポンサーシップ」など、上手くマンスリーサポーター制度を運営している団体は、マンスリーサポーター制度に「固有の名前」をつけている傾向があります。
「PIPELINE」とか、水事業をやってるcharity: waterにはぴったりな名前で、名前のセンスとかが本当にイチイチかっこいいなと思います(良い意味です…笑)。「PIPELINE」サイト上の動画とかも素晴らしいので、ぜひ見てみてください。
「寄付」は高尚なものでもない
「社会貢献」とか「慈善事業」みたいな言葉がNGO/NPOには付き纏いがちですが、僕の中では「寄付」はそんなに高尚なものではなく、NGO/NPOに寄付をする感覚は、好きなアーティストの音楽を買ったり、好きな作家や漫画家の本を買うような感覚に近いと思っています。
応援しているNGO/NPOの挑戦し続ける姿や、つくりたい未来を一緒に近い位置で見れること、そして常にワクワクを与え続けてくれる団体に寄付をすることは、僕自身の喜びでもあります。
これからも素敵な団体があれば、ぜひ応援していきたいと思っています(金銭的余裕の範囲内で・・・笑) 。
ぜひ皆さんの応援している団体も知りたいので、公開して教えてくださーい!
それでは!チャオ!