こんにちは!田才諒哉(@ryoryoryoooooya)です。
北アフリカに位置するスーダン共和国にて、NGO職員として活動しています。
今回は、前回のブログ内容に引き続き、国際協力の仕事をする上で大切だと考えている「ポジティブシンキング」の重要性について書きたいと思います。
前回の記事はこちらからどうぞ。
「最高の選択」ではなく「最善の選択」を
前回のブログ内の「Z国での学校建設プロジェクト」でも触れましたが、開発途上国の環境の中で、最高の選択ができる状況はほとんどゼロに等しいといっていいと思います。
そうした中でも、
1. リスクを徹底的に洗い出す
2. その中で最善の選択を選ぶ
3. 選んだ選択に責任を持つ!
とにかく日々この作業の繰り返し。あせらず、ゆっくり、じっくりと考えながら事業を進めています。
「ネガティブ」ではなく「ポジティブ」に捉える
そして、そうしたかたちで事業を進めていく中で重要だと思っているのが、ポジティブ思考を持つことです。ときどき上手く事業が進まないことに対して、どうしてもネガティブなことばかり考えてしまうときがありますが、そんなときこそ最近は、できるだけ「ポジティブ」に物事を捉えるようにしています。
国際協力の仕事は、100%の仕事の成果を出すことがなかなか難しい世界だと思います。70%で上出来。50%でも30%でも、それが「それしかできなかった」と思うのか、「いや、30%も進んだ!」と思うのか。この違いは開発途上国においてとても大きいです。
往々にして、途上国の人たち(特に自分の経験からは中南米の人にそう思いますが)は、進捗をポジティブに捉えることが多いし、私たちもその捉え方、時間軸に寄り添いながら、ポジティブに現地の人たちとともに進めていきたいものです。
bestではなく、betterの積み重ね。
一回のbestよりも、たくさんのbetterを積み重ねることで、結果的に意義ある事業を進めていけるのではないかと思います。
一歩一歩。丁寧に。前に。
8月もこの気持ちを忘れずに、スーダンで仕事をしていきます。
それでは!チャオ!