こんにちは!田才諒哉(@ryoryoryoooooya)です。
先日、2019年度2次隊として、2回目のJICA海外協力隊に行かせていただくご報告をしました。
今回は、JICA海外協力隊の二次試験である「面接」について、実際に聞かれた質問内容を公開します。
参考までに、僕の職種は「コミュニティ開発」で、国連世界食糧計画(WFP)配属です。
案件の要請内容は、簡単に説明すると、「気候変動による食糧安全保障のリスクに対応するコミュニティのレジリエンス力強化を、国際NGOや現地NGOと協働で実施するとともに、M&E(モニタリングと評価)やインパクト評価をする」というような内容でした。
JICA海外協力隊の面接は「技術面接」「人物面接」に分かれる
JICA海外協力隊の面接は、「技術面接」と「人物面接」の2種類が行われます。
それぞれ15分で、技術面接は、職種や要請内容(特に第一希望に書いたもの)に関するテクニカルな質問がされます。
人物面接は、もっとジェネラルな質問で、開発途上国での生活などに適応できるかどうかなど、日本を代表して派遣されるに値するかどうかという人間力の部分が観られているように思います。
技術面接の質問内容
- JICA海外協力隊への志望動機
- 家族の同意はありますか?
- いつから(何次隊から)派遣されることが可能ですか?
- 二輪(バイク)の運転は可能ですか?
- ほかに就職活動はしていますか?
- これまで途上国で活動した中で困難だったこと
- 他の案件への参加はどうですか?
- 住民に足りない栄養素があるが、それを受け入れてもらえない場合、どのようにアプローチしますか?
- インパクト評価の実施には難しさもありますが、どう思いますか?
- 最後に何か言いたいこと
総じてトリッキーな質問はあまりありません。
最後の方に技術的な質問がありましたが、自分が勉強していた分野の内容だったので、それなりに問題なく答えることができたように思います。
人物面接の質問内容
- 志望動機と派遣されたら実現したいこと(2分以内という条件付き)
- 初めて青年海外協力隊で行ったザンビアでの経験は活きていますか?
- 同期の人たちも同じように話していますか?
- 以前に青年海外協力隊の辞退経験がありますが、そのことについてご説明いただけますか?
- 将来のキャリアパス
- JICA海外協力隊について思うこと
- 自分が思い描く100%の活動ができるわけではないと思うが、そのことについてはどうですか?
- 仮に組織内で汚職が発生した場合、どのように対処しますか?
こちらも一般的な質問が聞かれたように思います。
志望動機などは必ず聞かれることと、僕のときは2分以内という制限時間も提示されたので、あらかじめ練習しておくとよいかと思います。
ちなみに最後の汚職の質問は、実際に経験したことが何回かあるので、そのときどう対処したかをそのままスムーズに話すことができました。汚職、ありがとう(笑)
JICA海外協力隊を志望する皆さんへ
きっとこのブログを読まれた方の中には、これから面接をまさに控えているという人もいるかと思います。
緊張せず、気ばらず、普段の自分を出せるように最高の準備をして臨んでください!
応援しています!!