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イギリス大学院留学(開発学)に必要な書類と合格のためにやったこと

こんにちは!田才諒哉(@ryoryoryoooooya)です。

9月から英国サセックス大学のInstitute of Development Studies(IDS、開発学研究所)に進学予定で、現在はそのための準備コースに通っています。

 

この記事では、主にこれから大学院進学をめざしている方のために、「どんな書類が必要か」ということと「合格のためにやったこと」を書きたいと思います。

 

ちなみに僕の出願状況と結果はこんな感じでした。

他にもUCLやSOASへの出願も考えていたのですが、第一志望であったサセックス大学IDSからの合格をもらった時点で、出願はやめました。

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大学院出願のために必要なもの

まず、大学院出願(イギリス進学向け)のために必要な書類を以下にまとめてみました。

  • Personal Statement
  • CV(履歴書)
  • 推薦状
  • IELTSのスコア
  • 大学の卒業証明書
  • 大学時代の成績証明書

それぞれ順に説明していきます。

 

Personal Statement

一言でいうと英語でのエッセイです。大学院ごとに異なりますが、だいたいA4で2ページ分くらい書くことになるかと思います。LSEだけはかなり量が多かった気がします。

Personal Statementに含む内容はこんな感じです。

  • これまでの経歴
  • なぜこの大学院のこのコースなのか?
  • 大学院で何を学びたいのか?
  • 卒業後はどんなことをしたいのか?

一番大事なことは、「過去(経歴)→現在(大学院)→未来(卒業後)」で自分が実現したいことの一貫性がロジックで通っているかということだと思います。

 

CV(履歴書)

CVについては職務経験がどれだけあるかで文量が大きく違ってくるかと思います。また、書き方も何パターンかあるかと思いますが、僕の場合、以下の情報を盛り込みました。

  • KEY SKILLS(CVのサマリー)
  • WORK EXPERIENCES(職歴)
  • LANGUAGES(語学力)
  • EDUCATION AND QUALIFICATIONS(学歴と所有資格)
  • PRESENTATION(公の場での登壇歴)

社会人経験がほとんどないという方でも、職歴の部分はインターンやボランティアでの経験を盛り込み、そこで「何を成し遂げたのか?」という結果を書くことが重要かと思います。

CVについてはプロセスとかはぶっちゃっけいらないんで、とにかくその仕事の成果を数字など使いながら説明しました。

 

推薦状

だいたいどの大学院も2通、大学によっては3通を要求されるのが基本です。「異なるセクターから1人ずつ」という求められ方をすることもあるので、「大学時代の教授+前職の上司」なんかが典型的なもらい方かもしれません。

推薦状に関しては、とにかく一番はやく準備を進めるべきです。

Personal StatementやCVは自分で書くものなのでなんとでもなるのですが、推薦状に関しては依頼した方からチェックをいただく時間や教授であれば大学からのサインをもらう時間などがかかってくるので、大学院出願を決めたら一番はじめに取り組むべきかと思います。

ちなみに、サセックス大学IDSは推薦状1通以上という記載だったので、1通しか出しませんでしたが合格をもらえました。

 

IELTSのスコア

ひょっとしたらこれが一番苦労するものかもしれません。ただ、結論からいうと、「出願時にIELTSスコアはなくてもいい」です。

当然、合格に必要な最低ラインを超えているにこしたことはないのですが、多くの大学院は入学までに必要なスコアをとり、IELTSスコアを後日追送することも可能です。(大学院によっては違うとこもあるかもしれないのでご自身で確認ください)

 

僕は大学院進学を決めた時期がかなり遅かったのと、必要なスコアが7.0となかなかすぐのとるのは厳しかったので(英語ニガテ。。)、IELTSを受験するより先にまず大学院への出願をしました。そして合格通知、正確にはConditinal Offer(条件付き合格)をいただいてから、IELTSを受験して必要なスコアをとるための勉強を開始しました。

 

大学の卒業証明書、大学時代の成績証明書

こちらも当然英語で用意をする必要があるので、出身大学に問い合わせて準備をしてもらいましょう。準備・郵送に時間を要することもあるので、こちらも早めに進めておくことをおすすめします。

 

Personal Statementが一番大事!

さて、ここまで必要な書類の話をしてきましたが、合格のために一番注力すべきなのはPersonal Statementだと思います。

僕は志望校を修了されている先輩からアドバイスをもらったり、proofreading(ネイティブの添削)をしてもらって提出しました。

 

実際、IELTSスコアがなくても条件付き合格をもらえたり、職歴がほとんどなくても大学院に受かっている人がいることを考えると、やはり重要なのは全員が必ず提出するこの「Personal Statement」なんだと思います。

 

参考になりましたでしょうか?

またおいおい各書類について一個ずつ細かくブログでポイントを書こうかと思っています。

 

それでは!チャオ!