世界への扉|国際協力ブログ

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アフリカ・スーダン版Uber「Tirhal」 最新テクノロジーが革新的

こんにちは!田才諒哉(@ryoryoryoooooya)です。

北アフリカに位置するスーダン共和国にて、NGO職員として活動しています。

 

20年に渡りアメリカからの経済制裁を受けていたスーダンですが、2017年10月に経済制裁が解除されました。

今後は外国企業の進出などが盛んになり、様々な面で国が発展していくことが予想されます。

 

今回は、スーダンで今一番注目の(?)配車アプリ「Tirhal」をご紹介したいと思います。

 

Tirhalはスーダン版のUber

Tirhalは一言でいうとスーダン版のUberです。

エジプトやケニア、ガーナなどのアフリカ諸国でもUberが導入されていますが、スーダンアメリカから経済制裁を受けていた関係もあり、Uberは進出していません。

そこでTirhalがスーダンでは普及しています。

 

Tirhalの使い方ですが、まず自分の現在地(GPS機能で自動的にセットされる)と行きたい場所を地図上で選び、呼びたい車種を選びます。

あとは「Booking」を押すだけ!

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すると一瞬で近くのドライバーが見つかり、到着までの時間が表示されます。

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カウントダウンが始まり・・・

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「ゼロ」になった瞬間に目の前に到着!本当にぴったりでびっくり。

ドライバーは英語を話すこともでき、また乗車前に運賃も表示されているので、流しのタクシーを拾ってアラビア語しか通じないドライバーと金額交渉をする手間も省けます。しかもエアコンつき。どうやらTirhalに登録する車の条件となっているようです。


テクノロジーの進化はすごい・・・!

 

今後の経済成長に期待のスーダン

冒頭で書いたように、スーダン経済制裁解除により、今後ますます経済成長が期待されます。

スーダンは働き盛りの若者も多く、労働力人口は約1,165万人(ILO 2012)もいます。

一方で、失業率は14.8%(ILO 2012)とかなり高い数値となっているので、若者の雇用作りはスーダンの発展のために重要なポイントだと思っています。

 

自分はNGO職員なのでビジネスに関わることはないのですが、生活しててもスーダンはビジネスチャンスがいっぱい眠っていると感じます。

企業のみなさん、ブルーオーシャンですよ!笑

 

それでは!チャオ!