PPAPのピコ太郎が持続可能な開発目標（SDGs）の広報動画に登場。貧困や飢餓の撲滅へ貢献するか？

こんにちは！田才諒哉（@ryoryoryoooooya）です。

北アフリカに位置するスーダン共和国にて、NGO職員として活動しています。

今回は、PPAP（Pen Pineapple Apple Pen）で一世を風靡したピコ太郎さんによる、「持続可能な開発目標・SDGs（Sustainable Development Goals）」の広報動画を見つけたのでご紹介しようと思います。

持続可能な開発目標（SDGs）とは？

持続可能な開発目標、通称SDGsは、Sustainable Development Goalsの略で、持続可能な開発のための17の大目標と169のターゲットからなるグローバル目標です。2015年9月の国連総会で採択され、2030年までの達成を目指して掲げられました。

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国際連合広報センターホームページより

17の目標は以下の通り。

NO POVERTY（貧困をなくそう）
ZERO HUNGER（飢餓をゼロに）
GOOD HEALTH AND WELL-BEING（すべての人に保健と福祉を）
QUALITY EDUCATION（質の高い教育をみんなに）
GENDER EQUALITY（ジェンダー平等を実現しよう）
CLEAN WATER AND SANITATION（安全な水とトイレを世界中に）
AFFORDABLE AND CLEAN ENERGY（エネルギーをみんなに、そしてクリーンに）
DECENT WORK AND ECONOMIC GROWTH（働きがいも経済成長も）
INDUSTRY, INNOVATION AND INFRASTRACTURE（産業と技術革新の基盤をつくろう）
REDUCED INEQUALITIES（人や国の不平等をなくそう）
SUSTAINABLE CITIES AND COMMUNITIES（住み続けられるまちづくりを）
RESPONSIBLE, CONSUMPTION AND PRODUCTION（つくる責任つかう責任）
CLIMATE ACTION（気候変動に具体的な対策を）
LIFE BELOW WATER（海の豊かさを守ろう）
LIFE ON LAND（陸の豊かさも守ろう）
PEACE, JUSTICE AND STRONG INSTITUTIONS（平和と公正をすべての人に）
PARTNERSHIPS FOR THE GOALS（パートナーシップで目標を達成しよう）

僕が所属している「認定NPO法人ロシナンテス」では、WFP（国連世界食糧計画）と協働で行なっている栄養改善プロジェクト（GOAL 2）、無医村地域での巡回診療や診療所建設（GOAL 3）、井戸やトイレの設置（GOAL 6）の主に3つのGOALに対してアプローチをしています。

それだけでなく、女子教育のための学校建設（GOAL 4）も過去にしており、そのことが結果的にジェンダー平等の実現（GOAL 5）や、ひいては不平等の撤廃（GOAL 10）、そしてすべては最終的に「貧困をなくす」というGOAL 1の達成に貢献していきます。

また、前述のWFPのような国連機関、民間企業の方からも支援をいただきながら活動をしておりますので、これらのGOALの早期達成のためには、GOAL 17も非常に重要な項目です。

SDGsは私たち日本人にとっても無関係なものではない

そんなSDGsですが、おそらく多くの人はその存在すら知らないのではないかと思います。

世界中で起きている様々な課題を解決するためには非常に重要な指針です。また、SDGsの前身の「ミレニアム開発目標・MDGs（Millennium Development Goals）」と比べると、いわゆる途上国だけでなく、先進国である我々日本人にとっても無関係とは言えない項目が多く含まれていることがSDGsの特徴だとも思います。

日本は特に「働きがい」の部分の課題（GOAL 8）であったり、地球温暖化対策のためにもクリーンエネルギーの利用の促進（GOAL 7,13）、そして最近の日々の報道からは、平和と公正（GOAL 16）についても一人ひとりが真剣に考えなければいけないのではないかと感じています。

SDGsについてもっと知りたい方は、国連広報センターのページでぜひご覧ください！僕ももっと勉強したいと思います。

www.unic.or.jp