マラウイから日本に帰国して早6ヶ月が経ちました。WFPでの仕事も遠隔で続いていたのですが、期間満了となり、マラウイとの関わりがほとんどなくなってしまっていました。
「日本にいながらも、マラウイのために何かできないだろうか」
そんなことを日々考え続け、仕事以外のプライベートの時間を使ってようやくカタチにすることができました。
物理的にマラウイへの渡航が難しかったため、マラウイの現地NGO「Centre for Youth Development and Social Empowerment(CYDSE)」に協力してもらい支援を開始しました。CYDSEは、HIV/AIDS、リプロダクティブ・ヘルス/ライツ、若者の雇用創出、障がい者支援などの分野に取り組んできた草の根のNGOです。
支援を実施したコミュニティ
COVID-19発生以降、CYDSEが活動する地域に与えた影響をリサーチし、まずは最もニーズの高かった食糧支援を実施することにしました。CYDSEの活動エリアの中でも、最も支援を必要とする人たちを選定し、今回の支援は、31人のHIV陽性患者および11人の身体障がい者の計41人を対象に実施しました。
配布した食糧
食糧配給の様子
わずかではありますが、1人あたりこの量の食糧を届けました
CYDSEからは定期的にレポートをあげてもらっていますが、マラウイを取り巻くCOVID-19の状況も刻一刻と変化しています。状況を見極めながら、引き続き日本からできる協力を続けていきたいと考えています。
日本に帰国し、国際協力の現場を一度離れてから、「今は自分の力を蓄えるとき」なんてコトバを自分に言い聞かせたりもしました。でも、こんな状況のなかでも、常に「現場の人」であり続けたい。今はどんな支援が正しいのかなんて分からない状況もあるけども、現場に寄り添うことをただただ忘れたくない。わずかではありますが、自分にできる意味のあることを継続していきます。
※今回の支援には、オンラインサロン「国際協力サロン」の会費を一部充てさせていただきました。
※写真撮影および掲載の許可をいただいたもののみ掲載しています。