世界への扉|国際協力ブログ

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英語が嫌い、オンライン英会話も苦手という人におすすめしたい日本での英語勉強法【国際協力編】

こんにちは!田才諒哉(@ryoryoryoooooya)です。
北アフリカに位置するスーダン共和国にて、NGO職員として活動しています。

 

国際協力の仕事をしていく上で、英語は必須のツールです。

ただ、だからといって短絡的に英語圏に留学しよう!というのも違うかなと思っています。

 

実際、僕も英語圏への長期留学をしたことはないですし、現在の仕事の前に英語を使って仕事をしていたのも青年海外協力隊時代(2014年1月〜2月)のみです。

それでも今なんとか仕事で英語を使ってやっていけているのは、「日本国内で英語を使っていた」ことが大きかったと思います。

 

そこで今回は、以下のような方に向けて、一部ですが僕がどのようにして日本で英語を勉強していたかご紹介したいと思います。

  • いつか国際協力の仕事をしたい

  • 英語を勉強したい

  • 海外留学に行く時間はない

  • オンライン英会話がなかなか続かない

 

英語が大嫌いすぎて、進級試験を受けさせられた高校時代

まず、ちょっと個人的な話からさせてください。

高校時代、とにかく英語が嫌いで(というか勉強全般です笑)、僕の高校時代を知っている友人はよくご存知だと思いますが、英語に関しては本当にテストでほぼ赤点しか取ったことがありませんでした。

特にひどかったのは、2年生のとき、ライティングのテストが年間すべて赤点で(しかも赤というか青に近い赤点)、最終的に進級試験まで受けさせられるレベルでした。

 

それでも今、まだまだ全然ですが、英語を使って国際協力の仕事ができるまでになりました。

それは海外留学をして劇的に伸びた!とかそんなことではなく、その後の人生で英語の必要性を強く痛感し、コツコツ、本当にコツコツ高校時代の穴を取り返してきたことが大きいと思っています。英文法とかちゃんと見直し始めたのもわりと最近です。

 

だからもし、国際協力をやりたいけど英語ができなくて悩んでいる人はまだ大丈夫。いつでもスタートラインに立てます。必要なのは努力だけ。(僕もまだまだ頑張ります)

 

意志さえあれば英語を学べる?

とはいえ、社会人になると、海外留学へ行くことも難しくなるどころか、英語を勉強できる時間もかなり限定的になります。

今のご時世、オンライン英会話が安く広く普及していますし、実戦で使える英語を身につけるには総合的に一番良い勉強法ではないかと思います。

 

ただ人間は意志の弱い生き物で、オンラインだと続かない・・・という人もいるんじゃないかと思います。

オンライン英会話の授業って直前までキャンセルできたりするじゃないですか。

すごく実生活に配慮されたシステムだと思うのですが、なにせ人間は意志の弱い生き物なので、直前で「今日仕事疲れたしな。明日から頑張ろうかな」「飲み会誘われたし、行っちゃおうかな」「1回キャンセルしても数百円だしな」と悪魔がよぎるものです。(全部自分です)

本当に意志を強く持って継続できる人には、絶対オンライン英会話が費用対効果高いしおすすめなのですが、僕はあまり合いませんでした。

 

僕の意志が弱いというのは事実なのですが、なにが言いたいかといいますと、重要なのは意志よりも、英語を勉強する環境に身を置くことだということです。さあ、次がいよいよ本題。

 

そうだ、もう一度大学へ行こう!

「オンライン英会話続かないなあ」

「でも英語は勉強したい」

で、ここまでの条件に当てはまる、特に社会人の方にすごく、とてもおすすめしたいのが、大学へ行こう!ということです。

 

僕が日本で民間企業に勤めていたときに毎週夜間で通っていたのが、「津田塾大学オープンユニバーシティ」です。ちょうど2017年9月開講の生徒の募集が始まっていました。

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tou.tsuda.ac.jp

 

マイナーチェンジはありますが、僕が受けていたのはこの授業。

English for Non Governmental Organizations: vocabulary and conversational skills development

tou.tsuda.ac.jp

 

テーマも貧困、人権、保健衛生、ジェンダー、紛争問題と幅広く、またなによりアメリカ人のリチャード先生がめちゃくちゃ面白いです。

「国際環境NGOグリーンピース」などで働いた経験もある方で、世界のNGOのことを、裏話も含めて相当に熟知しています。

 

例えば、日本では"global warming"を使うことが多いが、世界の多く、特にアメリカでは地球温暖化懐疑派を考慮して”warming”という表現を使わない”climate change”の方が主流だということ、近年になりNGOにとってアカウンタビリティーやトランスペアレンシーがなぜこれほどまで重要になったのかなど、ここで初めて学んだことがたくさんありました。

 

授業は基本的に、テキストおよびThe Guardianなどから先生がピックアップした最新のニュースが題材で、それをもとに議論、議論、議論。最後にプレゼンテーションもありました。

 

授業料はそこそこしますし、仕事終わりにへとへとになりながら通うのが辛いときもありましたが、それだけの価値、それ以上の価値があったと僕は思います。なにより先生がめっちゃフレンドリーで面白い方なので、授業は超楽しいです。ただ毎週の課題は結構えげつない。。笑

でもこの講義を一通り受ければ、国際協力分野のベーシックなテーマは幅広く英語で理解して議論できるようになる力がつくと思います。

 

オンラインが苦手な人はオフラインはいかがですか?

で話を戻しますと、僕はこの毎週大学に通うという「オフライン・議論型」のスタイルがとても合っていました。

まず、オンラインでたまにやりがちだった授業をキャンセルするということがないので、必然的に英語を学ぶ環境に置かれます。なにより、課題をやっていかないと授業についていけないので、結果的に授業がない日も毎日勉強していました。

 

そして「津田塾大学オープンユニバーシティ」が合っていた一番の理由は、僕が興味のあるテーマにドンピシャだったからだと思います。なんせ高校時代から変わらず、今でも英語は嫌いなので、国際協力、NGO/NPO開発途上国など、自分の「好き」なものが入り口だったからこそ、「嫌い」なものも学べたのだと思います。

 

ということで、まとめると、

  • いつか国際協力の仕事をしたい

  • 英語を勉強したい

  • 海外留学に行く時間はない

  • オンライン英会話がなかなか続かない

  • あの頃のキャンパスライフを取り戻したい(夜間なのでキャンパスライフ感は実際ないです笑)

という方には、ぜひこの「津田塾大学オープンユニバーシティ」をおすすめしたいと思います!

 

それでは!チャオ!