こんにちは!田才諒哉(@ryoryoryoooooya)です。
北アフリカに位置するスーダン共和国にて、NGO職員として活動しています。
スーダンで国際協力の仕事をしていると、「アフリカで仕事なんてすごいね」とか「そんなところまで行って人助けとか偉いね」なんて言われたりすることがあります。でもその度に「うーん」となるので、今回はその理由を少し書いてみたいなと思います。
24時間ずっと社会貢献のことを考えるなんて無理
僕は国際協力を生涯の仕事にしたいと思っています。なぜ国際協力に興味を持ったのかについては、本ブログ「世界への扉」の最初の記事で書いています。
生涯の仕事にしたいと言えるほどである一番の理由は、一言でいってしまえば、「楽しいから」だと思います。
国際協力の仕事のすべてが楽しく感じられるし、個人的に一番しっくりきているのは、自分は国際協力にハマっているんだ、という表現です。
「アフリカで仕事なんてすごいね」とか「人助けなんて偉いね」ってよく言われます。
でも全然、そんな高尚なことなんてしていないし、自分が楽しいからやっているのであってそんな感覚はまったくありません。というかそもそもどんな仕事も尊いものだと思います。
なにもずっと「人助けだ」とか「社会貢献だ」なんてことばかり考えているわけではありません。休みの日は勉強をしているときもあるけれど、Youtubeを見たり(はなおさんが最強すぎてやばい)、マンガを読んだりして(3月のライオンがやっぱり好き)だらだらしているときもあるし、最近は、ももクロのエンターテインメント性すごいなって思ってライブ動画見たり。普通の人となにも変わらないと思います。ただ取り組む仕事が「国際協力」であるだけです。
しかも四六時中、国際協力や社会貢献のことを考えるなんて無理じゃないですか。少なくとも僕はできません。
家族や友達と笑っていたいし、くだらないことをして意味のわからない時間も過ごしたいし、ヨーロッパの綺麗な都市へ旅行にだって行きたいし、日本の田舎でのんびりもしたい。
ちなみに僕が今本当に人生でやりたいことは、割と真剣に以下の3つです。
【結構本気で人生でやりたい3つのこと】
— 田才諒哉@アフリカ/スーダン (@ryoryoryoooooya) 2017年8月4日
1. YouTuberになる
2. バンドを組む
3. カフェを開く
だれか一緒にやりましょう。
できるときに、できることを、できるだけ
でも同時に、他の誰かや世界の遠くに暮らす人々のことを忘れることもできません。きっとそれは、世界で起きている格差や不条理な事実を知ってしまったからということが一番大きいのだと思います。
楽しく生きていたいけど、でもその中で誰かのために自分の力や人生も使いたい。そんな時間が24時間じゃなくてもいいから、わずかでもあれば良いと思うんです。それは人ぞれぞれ。自分ができるときに、できることを、できるだけやれば良いと思います。
でも、国際協力を仕事にするなら、楽しいだけじゃダメだと気付いたので、徹底的に知識や経験は積みたいと思っています。
だけどそんなのは自分の中の努力の話なので、楽しく国際協力をやれているという事実が、自分にとっても、そして応援してくださる人のためにも一番じゃないかなあと思うのでした。
今週からスーダンはイスラム教の犠牲祭の長期休暇なので、その間にスペインとポルトガルに行ってきます!楽しみだ。
それでは!チャオ!