世界への扉 - 田才諒哉のブログ

国際協力の仕事をしています。砂漠とイスラム教の国、スーダンからお届け。

NGO/NPO職員はボランティアではなく、真にプロフェッショナルであるべき

こんにちは!田才諒哉(@ryoryoryoooooya)です。

 

今日は、民間企業からNGOに転職し、特に変わった働く上での意識の変化」についてお話したいと思います。

 

NGO/NPO職員の給料は、皆様からの寄付で成り立っている

昨年度末にお世話になった民間企業を退職し、2017年4月から「認定NPO法人ロシナンテス」のNGO職員として働き始めました。そしてNGO職員として働き始めた今、強く感じていることがあります。

www.ryoyatasai.com

 

それは、僕たちNGO/NPO職員が働くことでいただく給料は、多くの場合、皆様方からの寄付金から出ているということです。

 

つまり、支援者の方々が、一生懸命働いて稼いだお金を僕たちはいただきながら、NGO/NPOの事業を行っています。

 

これは民間企業で会社員として働いていたときとは大きく異なることで、NGO/NPOで働いていると、常に自分の時間を無駄にせず、最大限活かせる使い方をしよう、という思考が特に働きます。強調しますが、なぜなら前述の通り、僕らの時間は寄付者の方々からいただいたお金で成り立っているからです。その責任は、日々ズシンと感じています。

 

NGO/NPOはボランティア?

よく、NGO/NPOの活動はボランティアだと思われがちですが、ボランティアとはかけ離れた仕事です。僕が考えるボランティアの定義は以下です。

社会や身のまわりのため、時間的・金銭的な自己犠牲を伴いながら行う活動。

 

この記事では、ボランティアを否定しているわけではありません。ボランティアで得られることも多々あると思っていますし、実際僕も東日本大震災のボランティアに何度か参加し、その後も個人的に陸前高田大船渡に足を運ばせていただいております。ボランティアに参加しなければ得られなかったものもたくさんあります。

 

そしてここがボランティアとは、かけ離れていると考える重要なポイントですが、NGO/NPO職員は、自己犠牲を伴わないこと。少なくとも、僕はそういうNGO/NPO団体が良い経営状態にあると考えています。

 

過度なオーバーワークをしたり、十分な労働の対価としての報酬がなければ、団体としての持続性を保つことは難しいです。国際開発の世界で "Sustainability" の重要性が叫ばれている中、それを目指すNGO/NPOサステナブルでなければ、団体が行う事業もサステナブルなものにはなりません。

 

十分な労働の対価としての報酬を得ながら、ワークライフバランスもしっかり保てるようなNGO/NPOが理想だと考えていますし、なによりそれが当たり前の社会にしたいです。しかし、現状そうしたNGO/NPOはおそらく少なく、だからこそ実際に体現しているNGO/NPOは本当に尊敬します。

 

友人が働いている様子を聞いていると、病児保育や赤ちゃん縁組などの事業を行っている「認定NPO法人フローレンス」はさすがだなあ、といつも思っています。実際2017年の「働きがいのある会社」女性ランキング2位にも選出されています。

florence.or.jp

 

もちろん、自己犠牲を伴わずに事業の成果もしっかり出すためには、時間あたりの生産性をとってもとっても高める必要があります。だから、NGO/NPO職員は、真にプロフェッショナルであるべきだと思っています。そういう意識で働いていきたいですし、そういうマインドで働かれているNGO/NPOの先輩方をとても尊敬しています。

 

NGO/NPO職員は、かっこいい!」という時代へ

とはいえ、自分はまだまだプロフェッショナルとはほど遠いことも自覚しているので、仕事以外の時間は日々勉強です。語学しかり(アラビア語の勉強、はじめました!)、国際開発に関する本を読んで知識をつけるなり、学ばなければならないことはたくさんあります。

 

幸い(?)スーダンにいると、プライベートでは人に会うよりも自分と向き合う時間の方が多くなるので、今スーダンにいるうちはこの時間を有効に、プロフェッショナルなNGO職員に少しでも近づけるように頑張っていきたいと考えています。

 

なにより、「NGO職員って、かっこいい!」って思われたいなと純粋に思います。もっと憧れの職業となるように、まずは自分が体現できる人になりたいです。

 

今日みたいな、世間一般から思われているNGO/NPOの認識と実態の差を埋める提言は、少しずつできたら良いなと思っています。

 

それでは!チャオ!