こんにちは!田才諒哉(@ryoryoryoooooya)です。
ニュージーランド最大の都市オークランドにて、バリスタの国家資格をとるためにバリスタ留学をしています。
ついに、Theoretical exam(筆記試験)があったので、今回はその様子についてお伝えします。
バリスタになるには知識も必要
バリスタになるためには、コーヒーをつくる実技だけでなく、コーヒーや使用する機器の特性、そして気温や湿度がコーヒーづくりにどんな影響を与えるのか、科学的に理解することも必要です。
例えば、仕入れたコーヒー豆が少し欠けていたり、グラインド(コーヒー豆の粉砕)のサイズが大きすぎたり小さすぎたり、あるいはエスプレッソの抽出までに時間がかかると(酸化などが発生し)、良質なコーヒーはできません。
当然、一日の始めや新しいコーヒー豆を仕入れたときは、ベストなグラインドや抽出を生み出すために調整を行っていくのですが、例えばエスプレッソの抽出時間が短すぎたときに(エスプレッソの抽出は25〜30秒が理想といわれています)、その原因はなんなのか?瞬時に判断できる力が、バリスタには必要なのです。
テストが難しい・・・
ということで、筆記試験があったのですが、全問正解でないと試験をパスできない上に、内容がむずかしい・・・
いくつか問題例を以下にあげときます。
- エスプレッソの抽出時間が長すぎたときの原因と対処法
- 良いクレマ(エスプレッソの液面に浮かぶ泡)がつくれない原因となる機械トラブルの例
- シーズンによってミルクの成分が変化する理由と、その結果何が起こるか?
おそらく全問正解はできていないので、再テストになると思います。。
最後の問題の「ミルクの成分の変化」ですが、ミルクを生み出す牛ちゃんが、季節によって食べるものが変わるので、それによってミルクのプロテイン含有量などに変化が起きます。
一般にプロテインの量が多い方が、フォームミルクがつくりやすいといわれています。
ちなみにニュージーランドの学校なので、当然問題は英語で聞かれ、英語で回答します(それもまた難易度をあげていますね…)。
ラテアートはたのしい!
一方、実技の方はひたすらいろんな種類のコーヒーをつくります。
1種類のコーヒーだけでなく、同時に2つや3つのオーダーが入った場合の練習もしていきます。
だんだんクラスメートも全員安定してつくれるようになってきたので、ラテアートの作り方の指導も増えてきました。
カプチーノ(ハートの葉っぱのついた林檎)のラテアートです!
ちなみにこれは実は失敗作で、意図せず完成しました。笑
それもまたラテアートのおもしろいところですね。
「イマジネーションさえあれば、なんにでも見えるのだ!」
よかったらこれまでの「バリスタ留学体験記」もご覧ください。
それでは!チャオ!