世界への扉 - 田才諒哉のブログ

国際協力の仕事をしています。砂漠とイスラム教の国、スーダンからお届け。

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青年海外協力隊に一度参加した後、新卒で応募した二回目を辞退した話

こんにちは!田才諒哉(@ryoryoryoooooya)です。

北アフリカに位置するスーダン共和国にて、NGO職員として活動しています。

 

今回は、今まで一度も表に出したことのない青年海外協力隊を辞退した話をしたいと思います。

青年海外協力隊については、たくさんの元・現役隊員の方々がブログなどで書いていますので、ぜひそちらを参考にしてみてください。個人的には、元パナマ隊員の宮﨑大輔さんの記事がとても詳しくまとめられていてオススメです。

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僕と青年海外協力隊の関わり

大学3年生だった2014年の1〜2月まで、青年海外協力隊の短期ボランティアとしてザンビアの地方役所で勤務させていただきました。学部生時代に青年海外協力隊に参加できたことは貴重な経験で、この経験があったから今の自分があると思っています。

 

また、2016年4月から1年間に渡り、青年海外協力隊短期ボランティアの派遣前訓練講師として「広報活動と帰国後の社会還元」という講義を担当させていただきました。


そんな僕ですが、実は新卒で青年海外協力隊の長期ボランティアに応募。「コミュニティ開発」でアフリカのある国への派遣が決まっていたのですが、「辞退」した経験があります。

 

新卒にとって青年海外協力隊が諸刃の剣すぎる件

「辞退するなら最初から応募するな」と言われればその通りなのですが、大学生の身分で「新卒」という肩書きを使って青年海外協力隊を受ける立場からすると、青年海外協力隊の試験だけを受け、民間企業の就職活動はしないという選択がいかに取りにくいかは、身をもって感じました。

 

今日のメインポイントはそこです。

 

だって、青年海外協力隊に落ちたら他に行き場がないですからね。特に新卒でも応募できるような職種は限られていて、その上コミュニティ開発は倍率も最も高いですし、ましてや社会人経験もない自分がこの競争に勝てる自信なんてほとんどありません。普通の人なら他の選択肢を考えるというのも健全だと僕は思います。

 

「新卒」からすると、青年海外協力隊の試験だけを受けるということは、合格できればこれ以上ない国際協力の世界への扉が開かれることにもなりますが、合格できなければ他に行き場を失ってしまう諸刃の剣でもあります。

 

青年海外協力隊を辞退した理由

辞退した理由はいくつかあります。

まず、青年海外協力隊に応募する際には、同一職種内の案件から第一希望から第三希望まで出すことができます。しかし、僕はこのいずれにも引っかかりませんでした。ちなみに地域も違いました。


次に、言語の話。僕が派遣が決まった国の言語はポルトガル語圏でした(これ言っちゃったらだいぶ選択肢狭まりますね・・・)。まあ、そのくらい世界的には広範囲で使われている言語ではありません。特に僕はその当時、そして今でもですが、UNなど国際機関への就職も視野に入れていたので、少なくとも国連公用語圏のどこか(欲をいえば中南米が好きだからスペイン語圏・・・)に行きたいと考えていました。

わがままかもしれませんが、そのくらい先までキャリアを考えなければいけない世界だと教わってきたことが大きいと思います。そして今スーダンにいても、いかに自分のキャリア開発を将来まで見通して考えるかが重要だと、現場にいてより痛感しています。青年海外協力隊」はあくまでも通過点であって、その先のキャリアが見えない選択肢は、自分のゴールから遡ったときに取りたくないと考えていました。


そして最後に大きな決断の要因は、「今しかできないことなのか?」ということです。これをいったら元も子もないですが、青年海外協力隊は39歳までいつでも応募するチャンスがあります。他にいくつかの企業から内定をいただいていましたので、最終的にはその中で「今しかできないことなのか?」ということを軸に選択をしました。

 

青年海外協力隊のメリット・デメリット

他の国際協力関連のキャリアと比較したときにですが、当然ながら青年海外協力隊にはメリットもデメリットもあると思っています。

例えば、語学研修をみっちり訓練所で受けられることがメリットだとも考えられますし、派遣中に「生活費」が支給されるのでお金にも困らないというということもメリットだと考えられます。

一方で、自分の努力次第では働きながらでも語学能力はカバーできるとも思います。そして民間企業で働いている方が一般的には青年海外協力隊の「生活費」より収入があると思いますし、ビジネスからしか学べないこともたくさんあると思うので、その後のキャリアの選択肢も広がるとも考えられます。

 

何がベストな判断かを最終的に決めるのは個人に委ねられると思いますが、今日の話で一番個人的に強調したいことは、新卒で青年海外協力隊を考えている人は、もっと他の選択肢もみながら、「自分の進路のオプションの一つと捉える」くらいでも良いんじゃないかと僕は思います。

 

結構一本に絞って青年海外協力隊にチャレンジする新卒の子たちがいっぱいいて、僕だったらそんなことできないので、普通にすごいなあと感心してしまいます。でも、もし「絞らないといけないのかな?」なんて考えている新卒の方がいれば、もっと余裕をもっても良いんじゃない?とアドバイスをしたいです。

 

さっき39歳までいつでも応募するチャンスがありますって書いたけど、こんなこと書いたら、もう青年海外協力隊とか受けられなくなっちゃうかな・・・笑

それでは!チャオ!