こんにちは!田才諒哉(@ryoryoryoooooya)です。
北アフリカに位置するスーダン共和国にて、NGO職員として活動しています。
僕が国際協力の仕事をするにあたって、たくさんの本の影響を受けてきました。
今でも暇さえあればいろんな種類の本を読んでいるのですが、特に国際協力に関する本はこれまでにも結構読んできたと思うので、おすすめの本を紹介していこうかなと思っております。
初回の今回は、国際協力をこれから学びたい!という高校生や大学生におすすめの本を紹介します。
国際協力のレッスン
国際協力といっても、ジェンダー、環境問題、紛争解決などいろいろな分野があるわけですが、それらが広く網羅されていて、かつとても分かり易い文章で書かれているので、国際協力を知る入り口としてとてもおすすめです。
この本を読んだ後によりそれぞれの分野を詳しく知りたい、もしくはある程度すでに国際協力の知識があるという方には、以下の本をおすすめします。
『国際協力のレッスン』よりは内容が高度な印象ですが、こちらも広く体系的に国際協力の全体像を学ぶことができます。
はじめての国際協力
この本は僕が大学で国際協力のゼミに入ってかなり初期の頃に輪読した本なのですが、国際協力の具体的なプロジェクトがいくつも載っていて、またその失敗例も紹介されており、現場での仕事のイメージをつかむことができます。
例えば、トイレをつくってもまったく使われないまま放置されたプロジェクトのその理由などが考察されており、いざ自分が国際協力を仕事にするときに活かせる教訓が詰まっています。
個人的には成功例よりも、こういう現場での失敗例をたくさん知りたいと思っているので、とてもおすすめの一冊です。大学2年生のときに読んですらすらと読めたので、高校生でも読める内容だと思います。
裸でも生きる
僕も大好きなマザーハウス創業者の山口絵理子さんの起業ストーリーです。これを初めて読んだときにどれだけ興奮したことか。起業家ストーリーの本はよく読むのですが、その中でも何度も何度も繰り返し読みたくなる本の一つです。
シリーズは『裸でも生きる3』まであるのですが、個人的には3が一番好きです。
話は逸れますが、国際協力業界のマザーハウスの名刺入れ使用率めちゃくちゃ高いですよね。僕も社会人になって以降ずっと愛用しています。
先日日本に一時帰国した際、この業界の人が結構集まる場があったのですが、マザーハウスの名刺入れを持ってる人がいっぱいでした。
前へ!前へ!前へ!
e-Education創業者の税所篤快さん(アツさん)の処女作です。学生時代に僕はこのe-Educationでインターンさせていただき、パラグアイでプロジェクトを作る経験をさせていただいたのですが、この本を読んだのもe-Educationに魅力を感じたキッカケの一つでした。
アツさんの、これでもかというくらいの推進力に勇気をもらえるのはもちろんなのですが、本当に文才なんですよね。一気に読めてしまう。この本は特に高校生におすすめかなあと思います。
ルポ 餓死現場で生きる
石井光太さんの本はすべて読むべきだと思うのですが、その中でも個人的にはこの本がおすすめです。
これまで紹介した本と比べると、かなり刺激の強い内容ですが、国際協力の現場にはこうした事実もあることは間違いないので、それもぜひ知っておくべきという意味も込めて。
いかがでしたか?
どれも僕が国際協力を学び始めてすぐの頃に読んだ本たちです。国際協力のことをまったく学んだことがない人でも、わかりやすく、すらっと読める本を5つ選ばせていただきました。
本当はもっともっと紹介したい本がたくさん。特にもっと濃ゆい濃ゆいディープな国際協力の本。また対象を変えてご紹介できればと思います。
最近読んだ本の感想もブログで書いていたりするので、こちらもぜひご覧ください。
それでは!チャオ!