最近、自分の中で変わったことがある。
「何のために人生を過ごすのか?」ということだ。
国際協力を仕事にしていると、どうしても「どうキャリアを積んでいくか?」を考えることが多かった。
国連に入りたい。
そのためには、大学院を出なきゃいけない。
そのためにはお金が必要だし、
じゃあまずは民間企業で働いてお金を稼ごう。
働くなら、国際機関に行く人も多いと聞くし、コンサルかなー。
そんな風に、「職業」を逆算的にしながら、自分のキャリアを考えることも多かった。
この逆算的な考え方自体を否定はしないし、むしろ国際協力の世界で本気で長くやっていきたいと思うなら、こうした逆算的な思考は絶対に必要で、しっかりコツコツ積み上げていくに越したことはないと思う。
日本人男性の平均寿命は「81.09歳」らしいです。
ぼくは今27歳なので、ちょうど人生の1/3を折り返した地点に立っています。
もし人生のフェーズを3つに分けて考えるのなら、フェーズ2は一番大事なフェーズのような気がします。
国際協力のキャリアを積み上げるというレールを進んできたけど、ふと立ち止まったときに、そうでない積み上げ方を意識するようになりました。
それは、「人生で成したいこと」「創りたい社会」から逆算する、ということです。
ぼくが今人生で成したいことはこんな感じ。
・無理なく環境や社会にいいことをする、そうできる仕組みをつくる
・飢餓のない世界
・今まで訪れた国の中でいっちばん居心地のよかった地で、ラグドールとたわむれながら自然豊かな場所でのんびりカフェでも営業して暮らすこと
フェーズ2では、なりたい職業からの逆算ではなく、
「人生で成したいこと」や「創りたい社会」から逆算して、
そのためにどの組織で自分は働くのか?
個人としてどんなアクションを日々行っていくのか?
を考えていこうと思っています。
そのために先日、法人を立ち上げました。
話は変わりますが、二元論で語る世界は基本的にいいことはない気がしています。
先進国と途上国
裕福であることと貧困であること
男性であるか女性であるか
たしかに二元論は答えを出すには役に立つ。
でも、実際の社会はそんなにシンプルではなくて、むりやり二択の型にはめ込む必要はないし、
その間には何層ものグラデーションがあるし、どの色も尊重される世界というのが理想の世界だと思っています。
ということで、先日「一般社団法人Gradation(グラデーション)」を立ち上げました。
法人でやっていきたいことは、後日ブログでまとめようと思っています。
とりとめもなかったけど、今日はこの辺で。チャオ!